





甲骨文字「見」
眼を主とした人の形。望見といい、ひざまづいて視るを「見」という。
『字統』の中で白川先生は、中国の古い書物にある用例をもとに、「見るという行為は、対手に向かって霊的な交渉をもつことを意味する」と述べています。また、「見ることによって、その霊は「見れる(あらはれる)」のである。見在は現在、見在書目(けんざいしょもく)は現在書目をいう。」と説いています。
「対手」とは敵のことですが、対戦型のスポーツで、試合開始前に互いがすごい形相で目を見つめ合うシーンがよくありますけど、そういうイメージでしょうか…。
見在書目・現在書目という言葉もわからなかったので、ネットで調べたら、両方とも今も使われている言葉のようで、図書館が所蔵している図書や資料などの書誌項目を記録した一覧のこと。書目(しょもく)とも呼ばれているということでした。見在書目録・現在書目録と表記している例もたくさんあるようです。
文字の構造において、特殊な機能や行為を強調するために、その部分を人の上部に出す造字法があることを、ここ数日お伝えしてきました。「聖」や「望」などは、大きな「耳」や「目」が人の象りの上に乗っかっていました。同じ構造の文字として、今日は「目」が乗っかっている「見」です。
字形として、「望」も「見」も人のうえに「目」が大きく乗っていて、両方の甲骨文字はそっくりです。
どちらも見ることを意味しているのですが、「望」は将来を見て、眼力で望みを現実にするようなまなざし。それに対して「見」は、今目の前に注目することで注意を向けたものを存在せしめるような、何か、注意制御機能のこととも被って大変興味深い字源でした。
ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ思い出しました。
今日のお散歩は、九段下靖国神社コース✨
家から普通に歩いて片道25分。
今日はお仕事の前に、お花見してきました。
今日の九段下・千鳥ヶ淵
靖国神社の枝垂さくら
場所にもよりますが、靖国神社も千鳥ヶ淵も、桜は全体としては五から七分咲きといった感じでしたが、お花見客で既にたいそう賑わっていました。
これからしばらく、お散歩は、桜がきれいなコースにしようかなと思っています。
今年は卒業式が例年より早かったので、桜の開花が間に合いませんでしたが、新入生たちは満開の桜と同時に入学式を迎えられそうでよかったです。
突然ですが、ネイルサロン、月2回くらいサブスクで通ってます。
今の季節は、やっぱり桜咲くデコ🌸
本当は週1くらいで通いたいけど、お金も時間もかかるのでほどほどに節約…。
爪ももっと長くしたいけど、仕事しにくいので短くしています。
幸せのサクラネイルが嬉しくて、手を添えてパチリと撮ったのは、『発達障害とどう向き合うか』((株)実務教育出版発行。2016年初版。2018年第3版。)。
内容はすでにBlogNo.52で紹介させてもらっていますので、今日は続編として、BlogNo.52ではまだ触れていないことをちょっと書いておきたいと思います。
というのは、『発達障害とどう向き合うか』、新学期の準備で復習したからです。
内容が充実しているので、読むたびに思わず書きたくなってしまいます。
これまでBlogで紹介してきた本、まだ紹介していないたくさんの本、いろいろありますが、発達障害人、定型人、多様なタイプの若者が同時に集まる教室で、吉濱メソッドを活かしていく時、『発達障害とどう向き合うか』が取り掛かりとしてとても活用しやすい1冊です。
発達障害をどう捉えるか、グレーゾーンも含めた発達障害の諸症状、ケース別の対処法などがわかりやすく書かれています。巻頭には質問項目があり、その回答をもとにした診断もできるようになっている助っ人のような1冊です。
何度も書いてきましたが、吉濱メソッドは極めて具体的で実践的、誰でもがお金もかけずに手軽に活用できることが中心ですが、これらの具体的な改善方法を、「発達障害を克服するプロセス」として、・知識獲得・食事改善・肉体強化・環境圧力の設定・行動療法・自己暗示による認知の是正・環境を設定する・才能の発掘、進展、活用、の8項目に分けて具体的に説明されています。
そして、これらには主に以下の5点つを総合的に活かして論理体系化されたメソッドのバックボーンがあるところが素晴らしいのです。
単なる経験だけでなく、一分野の研究だけでもなく、浅薄な理解や認知バイアスにも歪められない根拠が常に論理的に説明されるので、信頼を寄せて安心してアカデミックな場で伝えていくことができます。
メソッドを支える5つ
(この書評めいたコメントも、以下5つも私の勝手な見方・表現で、こうした項目が本書にあるわけではありませんが)
*吉濱先生が自らの諸症状を改善してこられたご経験
*カウンセリングで多くの人々を改善させてきたご経験
*日頃の査読論文(科学的根拠が明確)をもとにした豊富なご研究
*多くの分野の研究から得た知見の蓄積を相互に繋ぎ合わせることによる新たな認識や理解
*物質次元及び非物質次元も含めた存在とそれぞれの相互連関的な仕組みの解明
*その他もろもろ
こうした理論的体系があるからこそ、発達障害人でなくても、発達障害改善以外のどんなテーマでも、よりよく変わろうとするテーマならなんにでも有効ということも、多様なタイプの若者が集まる場でありがたいことです。
上記の5点目でも書いていますが、発達障害人向けの吉濱メソッドのバックボーンには、一見して発達障害とはかかわりがないように見えるスピリチュアルなことや、最新の宇宙物理の理論をもとにしたパラレルワールド理論も、大きな体系という中で密接にわかちがたく相互につながっています。
これもいずれ伝えていければと思っています。
というわけで、
吉濱先生のご著書や日々のY’s universeなどで学ばせていただいたおかげで、2024年度も間もなく無事に終わりそうで感謝✨4月1日からの新学期も少しづつ前進✨
より有益に吉濱メソッドを発達障害人だけでなく定型発達人にも伝えたいと思っています👏
そして、時々、白川先生文字学登場!!
古代文字からわかる古代人と古代世界から翻って、現代とそしてこれからの素晴らしい世界に思いを馳せてみます👏
最後に今日も、おやつコーナー✨
今日、九段下に行きたかったもう一つの理由は、宝来屋の期間限定お花見団子🍡です。
靖国神社の南門の前あたりにある、知る人ぞ知る老舗和菓子屋さんの「宝来屋」。
私の家の近所は、恐らく茶道人口が少ないのでしょうね。
練りきりなどの生菓子を置く和菓子屋さんが1軒もありませんので、普段はスーパーマーケットのお饅頭。
ちょっとぜいたくしたい時はここまで買いに来ます。このお花見団子は、桜が咲いている期間のみの販売で、毎日あっという間に売切れます。
お花見団子は、外側が餡子です。
桜餡、きみ餡、よもぎ餡でお餅を包んだ形態。
道明寺は、中が白餡。
どちらも、すごく美味しいです。
今日も大変おつかれさまでした。
いつもありがとう😘
昨日、Blog100回目で、これからの100回は、私の長文もほどほどに…と書いておきながら、早速かなりの長文になってしまいました。