Blog「星の光」

(2025年4月6日)

No.109 古代文字「桜」

古代文字「桜」(櫻)
「嬰」(えい)を声符とする形声字。『字統』によると、『説文解字・新附』に「果なり」とあり、果樹の「ゆすらうめ」(梅桃)をいう。また含桃(がんとう)・桜桃(おうとう)、我が国では毛桜桃(けおうとう)というもので、いわゆるさくらではないが、わが国ではさくらの字とする、と説明されています。桜桃は古くから果樹として珍重されて、仲夏(→夏の3ヶ月のことで陰暦5月の異名)の月に天子が含桃を寝廟に薦める礼が記されていそうです。また、「櫻」という字は字書では「玉篇」(→543年成立の中国の字書30巻のこと)にはじめてみえ、「含桃なり」とする。中国の詩文に見える桜花・桜樹は全てこのゆすらうめのことで、わが国には江戸初期に渡来し、庭園などに植樹された、とのことです。

「ゆすらうめ」の花がどんなものかわからなかったので、NHK出版『みんなの趣味の園芸』の公式サイトで、花のこと調べてみました。
学名:Cerasus tomentosa
和名:ユスラウメ(山桜桃梅)
科名 / 属名:バラ科 / サクラ属

写真があるといいのですが、自分で撮ったも写真がないので花の基本情報を引用させてもらいました。

ユスラウメは、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。熟果は生食でき、小果樹としても扱われています。中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。よく似た近縁種にニワウメ(Prunus japonica)があります。ニワウメは葉面が無毛ですが、ユスラウメの若い枝や葉は柔毛で覆われているので区別がつきます。

NHK出版『みんなの趣味の園芸』公式サイトより
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-940

新宿御苑の昨日の桜です。
昨日、ワコールの骨格診断SCANBEからの帰路、千駄ヶ谷門から大木戸門へ斜めに駆け抜けながら撮影。
御苑は多数の品種の桜があり、「十月桜」や「子福桜」など、晩秋から寒い間に綺麗に開花するものもあり、1年中桜を楽しむことができる公園です。今は「ソメイヨシノ」のほか、「シダレザクラ」「ヤエザクラ」「オオカンザクラ」「カンヒザクラ」も見頃ですが、まだしばらくは楽しめそう。濃いピンク色がかわいい「大山桜」はこれから5月上旬まで楽しめます。

桜は、本当にありがたい存在。
たった1本の小さな樹でも、花が咲くと老若男女多くの人々が集まります。
美しいものにそれほど関心を示すようなタイプには見えない人も、足を止めて眺めているのを見かけると、人間って誰もが美しいものが好きなんだなと思います。美しいものは心を癒したり、本質的なものを回復してくれることを、人は本能的に知っているからでしょうか。

10年前、父が亡くなって数日後、遺骨を抱えて一人で東京に戻った日の晩、満開の桜が、悲しみを倍増させるほど美しかったです。
美しさに触れた時にこそ、人間は、それを分かち合う大切な人の存在を必要とするものなのだと思います。生きる喜びって、美しいものや嬉しいこと、良い物事を大切な人々と分かち合うということで、桜はそれを知らせてくれるきっかけに過ぎないのだと、10年前の桜を見ながらそう思いました。あの時の、夢のような桜は、肉親がこの世から去ったことが事実なのだと、私を日々の現実に引き戻してくれました。

いつの間にか、物質的な次元と非物質な次元、目に見えること見えないこと、その境界は大したものではないと感じるようになってみると、美しい桜は、いつ見ても、一人で見てもやっぱりひたすら美しい✨

下の写真は、今日の夕方の「東京ガーデンテラス紀尾井町」、1階の弁慶濠テラスから眺めた「弁慶濠」沿いの桜。
ライトアップされて幻想的な美しさです。

いつも行くお気に入りのお花屋さんがガーデンテラスの「紀尾井タワー」に入っています。
珍しく暗くなってからお花買いに行ったら、こんな美しい夜桜。幻想的な桜をしばらくウットリ眺めているうちに、すっかりお花買うのを忘れて帰宅してしまいました。

紀尾井町という町の名前は、「紀伊徳川家」、「尾張徳川家」、「彦根井伊家」の屋敷がおかれたことに由来があるそうです。
「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、屋敷跡のエリアにあって、2つの棟「紀尾井タワー」と「紀尾井レジデンス」、そして「赤坂プリンス クラシックハウス」を有する複合市街地。永田町と赤坂見附駅が直結している場所にあります。

今日も Y’s universeライブ。今夜はエネルギーワークで2つの瞑想です。
吉濱先生によると、人間は、原始の防衛本能上、瞑想ができにくいような遺伝子を引き継いでいるらしいです。
過酷な自然環境の中で生き延びてきた人類。長きにわたって、そんな環境と闘いながら生きながらえているうちに、人間としての遺伝子に、身を守るための習性が記憶され刻み込まれて受け継がれてきたようです。
生き残るための必須要件としての習性は、いつも周囲の危険に意識を向けて身を守ること。だから人間は放っておくと、ネガティブなものに注意が向くようになっています。瞑想でリラックスした状態に陥るなんて、身を危険に晒すようなものですから、原始の防衛本能上、人間は瞑想が苦手。
そこを、吉濱先生のリードでみんなで共同でやることで、一人ではなかなかできない瞑想も無理なくできます。さらに、大勢が参加することで共鳴場が生まれるらしいです。

今日のおやつは✨

紀尾井町の洋菓子屋さんで買ったピスタチオのダクワーズと緑茶です。

今日もありがたい瞑想時間でした。
おつかれさまでした。
いつもありがとう✨😘✨