





古代文字「勉」
「勉」の珍しい字形を学んだので書いてみました。
「勉」は色々な種類の字形がわかっていますが、これは珍しい清代の史料に残る文字だそうです。
篆刻家の先生に教えていただいた字形です。
「免」を声符とする形声字。力は農具の「耒」(スキ)の象形。
『字統』によれば、「勉とは自ら勉励することであるが、字は耒の形に従い、もと農耕をいう。免は俛(ふ)す形をいう字で、その作業の姿勢をいう。」とのことです。
農具は、古代は神聖なものとしてしばしば祭儀に用いられました。
今日は、担当中の「環境教育」の授業で、ケリス・ミス著・吉濱ツトム訳『レック・ディス・ジャーナル』を使ったワークショップやりました。
最近は、意味も価値もどうでもよくて、とにかく、自分がやるべきこと、やれと言われている気がするようなことを、ただ理屈抜きで、見返りなんて期待せず、黙々とやり続けるその力を願って、黙々と仕事しています。
ところで、
私の授業、「環境教育」といっても、いわゆるエコの授業やってるわけではありません。
関係存在としての人間のスピリチュアルな究極環境(発達心理学でいう最終段階の内なる環境のことで、超越的な次元に意識が向く段階)とか、内外の環境のつながりを踏まえて、人間・社会・自然・超越的な次元とどう関わりあえば、人間が持続可能に幸せに生きる環境を整えられるかということをあれこれ考える授業です。
関係存在というのは哲学の用語で、人間って、一人では生きられない存在
ともに関わりあって、生き、生かされているということが前提になる人間理解を示す言葉で、このスタートラインに疑問を呈する立場の人々もいます。
難しく、エビデンスに乏しい怪しい分野ですが、何よりも、吉濱メソッドに出会って、いかに自分の授業がナンセンスで不毛なものかがよくわかりました。
もともと私の授業は、我が校の必修!!入学した子は全員が嫌でも履修させられるミッション教育枠で担当させられていて、担当する側も受講する側も本当に辛い授業でした。
ですが、ミッション校のアイデンティティ教育を忠実にやっていたのは2年前まで。
今はそこはスルーするかクリティカルに話すか、あるいは、納得できるとこだけ自分の専門領域に関連づけて話すようになっています。
最近は、吉濱先生から教わった世界の見方、さまざまな分野の知見の蓄積を統合して、物事の本質的な理解を深めて認知バイアスを払拭していくメタアナリシス的なアプローチ、進化心理学から見た人間の行動特性、メタ認知と注意制御機能の開発の必要性、人が何に幸福を見出せるか、望ましい生活習慣を獲得する応用行動分析に基づくメソッド、などなどを総合して、心と体、スピリチュアリティ含めて自分自身の持続可能性をマネジメントしていく力をつけようという授業やってます。
その一環で、幸せなビジョンを描くには、普遍的な価値を大事にすることも大切だけど、不要になった常識や自由を制限する考え方を払拭することも大切ということで、前者には価値教育の系譜をそのまま。後者の具体的な実践の一つとして、ケリ・スミス著『レック・ディス・ジャーナル』に取り組みました。
先週、この手引き冊子『『Wreck This Journal(レック・ディス・ジャーナル)』の手引き 幸は大胆な破壊から創造される』(訳者・吉濱ツトム著)をもとに、なぜこの”指示書”に取り組むのか勉強しておきました。
今日は、もう一度復習して、グループに分かれてそれぞれ好きなところから作業!
グループに分かれるのは、色鉛筆忘れてきたとかハサミ持ってない学生が貸し借りしやすいことと、グループで振り返りの時間に気づきをシェアしたりできるからです。
今日は振り返りは宿題となりましたが、全員手が止まることなくクレヨンと色鉛筆使って一生懸命。
今日ワークショップをやったからといって、具体的な変化が何か見えるわけではないと思いますが、とにかく自分が信頼できること、いいと思うことを学生たちにできて、よかったなと思いました。
こんなことができるようになって、吉濱先生にも本当に感謝しました。
テキストの画像載せたかったのですが、職場においてきてしまったので、割愛…
65名の受講生。
6名づつのグループに分かれてやってみました。
今日のおやつ
さとうきびのバガス粉末の黒糖クッキー
お隣のCafeで焼いていて、とっても美味しいです。
沖縄の女の子たちが奮闘している素敵なCafeです。
おつかれさまでした。
今日もありがとう💞😘🌟
【ワークショップをやる意義を説明するためのMemo】
今日の授業の私の講義ノートからコピペ。これをもとに、具体的な根拠は色々パワポに載せて話をしてからワークショップ✨
でも、元々は吉濱先生のれックディスジャーナルの手引書冊子からそのままコピペです。
冊子の内容が素晴らしいので、加筆するよりやっぱりそのままコピペしかないのです。。。
あしからず…。
私たちの創造性を制限する日常の常識
・・・通常、日々の生活の中で行う常識的な行動の数々は、無意識の防衛本能に基づいた恐怖から生じているものが多い。要するに、人は自分を守ろうとするほどに、孤立を避けて多数派に付こうとし、その中で安全を感じていたいものなのだ。そして、多数派こそが常識と呼ばれる世界を形成している。
恐怖は消すのではなく、幻想化させること
逆の言い方をするなら、社会における秩序や安全は人々の常識的な行動によって守られているけれど、それらの行動とは防衛本能が根底にある恐怖で形成されているということ。
だから、いつまでも常識を丁寧になぞっていると結果的にいつまでも恐怖から離れることができず、それどころか、より恐怖が強化されてしまい常に集団に同調し、自分の魂の欲求を否定することにつながる。(冊子p.7より)
だから、いつまでも常識を丁寧になぞっていると結果的にいつまでも恐怖から離れることができず、それどころか、より恐怖が強化されてしまい常に集団に同調し、自分の魂の欲求を否定することにつながる。その結果、自分の魂の歌声を表現するという純化された喜びの加速が遅くなってしまう。・・・・
このノートを完成する人は人生が激変する!? (冊子p.8-p.10より)
そこで、常識から相反するような行動を強制的に取るのだ。・・・中略・・・
日常生活の中にある常識の中には、恐怖が張り巡らされているから、誰もが常識に従おうとする。そういう意味において、このノートの中には常識と相反するような行動の指令が凝縮されている。
だから、このノートに取組むことによって、知らず知らずのうちに自分の脳内に潜んでいた恐怖を取り払うことができるのだ。
きっと、このワークを終えるときには、恐怖から解き放たれた人になれているだろう。ということは、このノートを得たキミは、人生を激変させているということになる。
さらには、恐怖心が消えたキミは、日常生活においても、そのエネルギーに共鳴する新しい世界を選択できることになるので、よりポジティブな日々が送れるはずだ。
繊細な人こそ、このノートを使いこなせ!
また、繊細な人ほど、常識を重要視する傾向にある。それは、常識を守る多数派から自分が弾き出されることに、深い恐怖を抱えているからだ。そんな繊細人こそ、人生をラクにして加速させていくためにも、「メタ認知」を開発して欲しい。
メタ認知とは、「メタ」が「高次の」という言葉を意味するように、「自分がものごとを認知している状態を、より高い次元から客観的に認知している状態」のことだ。
このメタ認知を自分のものにできるようになると、
①直面する状況や出来事に対して、多角的な視点を持つことができるだけでなく、
②ネガティブな感情を反すうすることが減り、さらには
③創造力を飛躍的に上げることができるようになる。」
「メタ認知」とは
「メタ」=「高次の」という意味
「自分がものごとを認知している状態を、より高い次元から客観的に認知している状態」のこと。
このメタ認知を自分のものにできるようになると、
①直面する状況や出来事に対して、多角的な視点を持つことができる、
②ネガティブな感情を反すうすることが減る
③創造力を飛躍的に上げることができるようになる
①状況や出来事に対して、多角的な視点を持つことができる(冊子p.12-p.13)
メタ認知が可能になると、ある1つのものごとに対してこれまで感じていた否定的な側面だけではなく、それに対する良い側面も見出すことができるようになり、特定の状況や出来事から受けていた感情的なダメージが少なくなる。
つまり、その状況から良い面などがあったこともしることができるので、より多くのことを学ぶことにナリ、正しい意味での“プラス発想”が可能となるため、ツキも上がることになる。
②ネガティブな感情を「反すう」が減る(冊子p.12-p.13)
「ここでの「反すう」とは、否定的な感情の伴う施行やイメージを巡らせることであり、学術的には答えのでないことを延々と考え続けることであるが、この反すう行為が習慣づいてしまうと、人生に大きな苦しみを与えてしまう。けれども、メタ認知により自分がネガティブ感情やイメージを反すうしていることに気がつくと、それを観察することで反すうすることが減っていくのだ。」
③創造力が飛躍する(冊子p.12-p.13)
「 基本的に想像力とは「既存の知に既存の知を再結合させること」で生まれるものなので、想像力を高めるためには脳内の知識を俯瞰する必要があり、それがいわゆるメタ認知ということになる。メタ認知が開発たれると、脳内の知識は大量に保存スネア、また、その知識は必要に応じて速やかに引き出され、再結合が行われる。そして。その結果、創造性がアップしたような状態となるのだ。」
メタ認知力をつけるために(冊子p.14)
•「古い認知」=「これまで積み上げてきた常」識に対して新しい認知をぶつけること」が必要
•その手っ取り早い方法は、一言で言えば「常識外の行動を取る」こと。
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•『レック・ディス・ジャーナル』とは、創造力の発揮と豊かな自分自身の持続可能性のために常識から相反するような行動を強制的に取るための指令書