Blog「星の光」

(2025年7月15日)

No.181 古代文字「心」以心伝心とマミラピンアタパイ

古代文字「心」
心臓の象形文字です。

日本語には、仏教の教えが由来とされる素敵な言葉がたくさんありますが、「以心伝心」という四文字熟語もその一つ。
”心をもって心に伝う”。言葉や文字を介さなくても、気持ちや考えが伝わること。親しい間柄のそんな状態を表す言葉です。

さらに、”心を共有している”ような…素敵な状態をしめす言葉がありました。

マミラピンアタパイ「MAMIHLAPINATAPARI」

「同じことを望んだり考えたりしている2人の間で、何も言わずにお互い了解していること。(2人とも、言葉にしたいと思っていない)」を表す語。チリのティエラ・デル・フエゴの付近に暮らす原住民の言語「ヤガン語」の名詞で、原語表記は不明だそうです。言葉があるということは、この概念を示すものが実際に存在するということですから、何も言わずにお互い了解していること…
そんな満たされている状態を共有する人が側にいる幸せな人生、うらやましいです。

この言葉は、エラ・フランシス・サンダース著の『翻訳できない世界のことば』pp.58-59より。昨日のBlogでも話題にしましたが、この本には、世界のさまざまな翻訳できない言葉が紹介されています。
あまり知られていないトライバルの言葉の中に特に素敵な語があります。

先週末、お隣のCafeで見つけて久しぶりに読みました。
きれいなイラストと、短い素敵な文章に、固有の文化を豊かに示す言葉…
早速、今日、この本買ってきました。

翻訳できないさまざまな言葉読みながら寝落ちして、マミラピンアタパイ!?

今日のおやつ!?
もう遅いので、ホーリーバジル茶

おつかれさまでした
今日もありがとう😘✨