





今日の文字は「未」。
象形文字は字源もシンプルです。
甲骨文字「未」
「未」ミ・ビ・いまだ・ゆくすえ・ひつじ
象形文字で、字源は木の枝葉の茂りゆく形。
久しぶりに甲骨文※の象形文字。やはり象形文字は素朴で、わかりやすいです。
「木」の象形は、「林」や「森」にもそのパーツが生かされていますが、「未」の文字の「木」の枝葉は先が長く伸びてゆく形。その伸びすぎたものを剪定(せんてい)するのを「制」という。
「未だ」のように、時の関係に用いるのは仮借(借りること)で、未来、未然、未見、未明、未聞のように時の関係で連語を作る時に用いることが多いが、甲骨文にはそのように「未」を用いた例はないそうです。(『字統』より難解な部分を割愛しながら部分的に引用しています。※甲骨文字のことを亀甲獣骨文字とも甲骨文ともいいます))
ちなみに、象形の下部分にも左右に伸びているのは木の根っこの象りです。
木は、いつでも生命力を感じさせてくれて、人間を癒してくれるところがすごいです。
時々、人間よりもはるかに高い知性を持った存在のように思えます。
新宿御苑のモミジバスズカケの巨木
ぐんぐん伸びゆくイメージとは異なる巨木ですが、成長し続けてます
新宿御苑の樹々
お散歩で時々通るたびに美しいなと思う樹木
楠かな???
根本に椿が絨毯みたいに広がっていて綺麗です。
「愛しき鉄電気石の歌」以来、久しぶりの短歌です。
「今日が優しく暮れるひと言がなくて置き去りのニコちゃんマーク」
「手のひらで包むように日めくりの言葉 ”自分を嫌いなままでもいい” 」
(Hoshi no Hikari)