Blog「星の光」

(2025年1月11日)

No.35 古代文字「温」 寒中お見舞い申し上げます

古代文字「温」
「溫」(おん)が旧字。
「溫」の右側のつくりの部分が、器の中のものが温められている形。

寒中」は1年のうちで最も寒い時期のこと。

寒中見舞い」は、松の内(一般的には元旦から7日まで)が終わってから、あるいは季節の暦の二十四節気(にじゅうしせっき)の「小寒」(1月5日か6日ごろ)から、2月2日、3日ごろの「節分」か、2月4日の「立春」までの「寒中」と呼ばれる期間に出す見舞い文です。

いわゆる一般的な季節の挨拶状でもありますが…
ここ数年でもとりわけ寒い冬。挨拶というより切実に、寒波と大雪の日本海側が気にかかります。
体調崩されませんように。被害が出ませんように。

私は、ちょっとマヌケな話ですが、
マンション暮らしをしていて、洗面所の窓が昨年の夏から閉められなくなって困っていました。
こういう些細なことでは、なかなか管理会社のメンテも受けられず。
この半年間、ずっと冷たい風が入りつづける洗面所の窓のせいで、暖房をつけていても室内の温度はあまり上がらず、難儀な冬を過ごしていました。

それが、天の助けか…、昨日、突然、何事もなかったように閉まり、久しぶりに温かい室内でよく眠れました。
エアコンが完備していなかった昭和の子供時代と違って、いつの間にか快適な環境が当たり前になっていましたが、洗面所の窓の困りごとのおかげで、「温かい」ということが、こんなにもありがたいものなんだなと、昨晩はナミダが出るほど嬉しかったです。
日頃、見えないところで、快適な生活を支えてくれている人々にも感謝の気持ちが湧いてきました。

一昨日までは、寒い部屋の中でマフラーを巻いて過ごしていました。
写真は、母がピンク色のモヘアの毛糸で編んだもの。
母は、組紐、和裁、洋裁、編み物、刺繍…こういうものが得意で、身につけるものはなんでも作っていました。
子供の頃、私の服や身の回りのものも母がよく作ってくれました。

正直なところ、当時は、他の子供達が身につけているような市販の物が羨ましかったですし、
今は、外出の時には母が編んだショールではなくて、デパートで買った方を身につけていきます。
それでも、この母の手編みのショール見ると、心が温まります。
私のホカロン。

大切なクリスタルの⭐️(バカラのザンザンスター)が風邪ひかないように、温かいショールで包んでみました。

就寝中も、室温が下がらないように休むと良いとききました。
加湿器も必須!!

凍てつくような寒い夜、どうぞ温かくしてお休みください。