Blog「星の光」

(2025年1月13日)

No.38 古代文字「陽」と神様のハシゴ

見ただけでもほっとする文字をと思い、心に浮かんだのが太陽の「陽」という文字。
字源がとても興味深くて、古代人とお日様とのスピリチュアルなかかわりが垣間見られる文字でした。そして、あらゆる物事が根源的に深いところで、何らかのつながりを持っていて、昔の人たちはそれを感じ取っていたのだなと思いました。
その捉え方が正しかったのかどうかはわかりませんが、目に見えない世界をいつも見ていたところに、古代人の豊かさを感じます。

甲骨文字「陽」

「陽」は形声字。声符は「昜」(よう)。
「昜」は玉光が下に放射する形。玉光には魂振り(たまふり)としての呪能があるとされた。それを神梯(しんてい・神のハシゴ)の前におく形である。
『説文解字』では、「昜」を、「日」と「一」と「勿」の会意とするが、「日」は珠玉の形、下はその光の放射する意。玉光によって清め、霊威を高めることを示す。その霊のはたらきを、また「陽」と言う。
「陰陽」の文字がいずれも神梯の形である「阝」(こざとへん)がつくのは、聖所における魂振り儀礼のしかたを示めす字であるからであろう。陰陽相対し、陽の属性とするところは、みなその訓義(くんぎ・漢字の読みと意味)として用いられ、明なり、顕なり、開なり、清なり、吉なり、尊なり、大なり、高なり、温なり、暖なり、乾なりなどの訓がある。

ということでした。

以上の「陽」の字源の説明は、『字統』から、若干言葉使いをわかりやすくして、勝手に補足した部分はありますが、説明の多くをそのまま抜書きさせていただいてます。

昔の人は、人間を地上に、神を天上にとらえていたのですね。
神が地上に降るのに、梯子を使われるという感覚が面白いです。

今日は、朝の太陽の力を感じられる写真を選んでみました。
「早起きは三文の徳」という諺がありますが、やはり、直に朝の太陽の光でエネルギー・チャージが一番!!
朝の陽光を浴びる習慣は、三文どころか、かけがえのない大きな徳になりそうです。

詳しくは…
👉吉濱ツトム著『アセンションか滅亡か⁉︎』(徳間書店,2024)
PP.178-185 

朝の光。迎賓館の門の外から撮影。

朝の光。出雲大社境内から。

自宅近所の公園のプラタナスの巨木
(区の健康優良樹に指定されています)

以下の写真は夕暮れですが、太陽の光が美しいので。
いずれも職場から撮影。

出雲大社境内のウサギ
心温まるので特別参加。
(広い境内に、ウサギの石像があちこちたくさん置かれていますが、皆それぞれ個性豊かに彫られています。これは一番好きなウサギで、手に持っているのはハート型のローズクォーツです。)

縁起物のお正月のお菓子
やっぱり甘い物も少しなら心がほかほか!?
(お麩の焼き菓子。富士山と初日、福寿草、つがい鶴)