





古代文字「宮」
「宀」(べん)と「呂」(りょ)とからなる文字で会意字。宀は廟屋、呂はその宮室の平面図で、室の相連なる形。もと祭祀の行われる宮廟の称であったそうです。
立春✨ふるさと三重に帰省しました🚅
暦の上では春ですが、まだまだ厳しい寒さは残り、水道の凍結や乾燥も気になる時期…しばらく帰省していなかった空き家の実家が気になって仕方ない…。ということで久しぶりの帰省です。
せっかくなので、大好きな猿田彦大神や、やっぱり別格✨燦然と輝く天照大神にご挨拶をしてくることにしています。
ところで、伊勢は「猿田彦神社」をはじめ、あちらこちら神社だらけ。
地元では、「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれている伊勢神宮(正式には「神宮」)も、皇室の御祖先でり国民の大御祖神とされている天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、衣食住を始め産業の守り神とされる豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社、合わせて125の宮社。これら全てをふくめて「神宮」といいます。
内宮・外宮の正宮に次ぐお宮を別宮といい、内宮・外宮に合計14所ある別宮の内、9所は市内・市外の域外に鎮座しています。
かつて、父の運転で車で参拝に出掛けていた時には、正宮域外の別宮はスルーすることも多かったので、足がなくなった今だから、かえって立ち寄りやすい神社に参拝もしてこようと思っています。
Blogというより、お伊勢参りの下調べメモみたいな内容になってしまいました。
伊勢神宮・皇大神宮(内宮)の域内別宮は、
「荒祭宮」 (あらまつりのみや)/ 「⾵⽇祈宮」(かざひのみのみや)
伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)の域内別宮は、
「多賀宮」(たかのみや)/ 「土宮」(つちのみや)/ 「風宮」(かぜのみや)
皇大神宮(内宮)の域外別宮は
「月読宮」(つきよみのみや)/ 「瀧原宮」(たきはらのみや)/ 「伊雑宮」(いざわのみや)/ 「倭姫宮」(やまとひめのみや)
豊受大神宮(外宮)の域外別宮は
「月夜見宮」(つきよみのみや)
これらの別宮のそれぞれの説明は、伊勢神宮公式サイトttps://www.isejingu.or.jp/about/outerbetsugu/に掲載されています。
それらを部分的に抜粋させてもらったのが、以下のインフォですが、写真は、昨年私が撮ったものです。
⛩️伊勢神宮・皇大神宮(内宮)の域内別宮
「荒祭宮」 (あらまつりのみや)
荒祭宮は、内宮に所属する十所の別宮のうち第一に位します。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさ。ご祭神は、天照大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働き「和御魂」に対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを「荒御魂」。
「⾵⽇祈宮」(かざひのみのみや)
ご祭神は、伊弉諾尊の御子神で、特に風雨を司る神、級長津彦命、級長戸辺命。
雨風は農作物に大きな影響を与えるため、神宮では古くから正宮に準じて丁重にお祭りしている。
⛩️伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)の域内別宮
「多賀宮」(たかのみや)
多賀宮は、外宮に所属する四別宮のうち、第一に位する。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさ。ご祭神は、豊受大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働き「和御魂」に対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを「荒御魂」。
「土宮」(つちのみや)
祭神は、大土乃御祖神。古くから山田原の鎮守の神であったが、外宮の鎮座以後は宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされ、平安時代末期に別宮に昇格した。土宮の付近は式年遷宮山口祭、御船代祭の祭場でもある。
「風宮」(かぜのみや)
ご祭神は、風雨を司る級長津彦命、級長戸辺命で、内宮別宮の風日祈宮のご祭神と同じ。雨風は農作物に大きな影響を与えるため、神宮では古くから正宮に準じて丁重にお祀りされている。
⛩️伊勢神宮・皇大神宮(内宮)の域外別宮
「月読宮」つきよみのみや
⽉読ご祭神は月読尊。天照大御神の弟神で外宮の別宮 月夜見宮のご祭神と同じです。
「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。
右から月読荒御魂宮②、月読宮①、伊佐奈岐宮③、伊佐奈弥宮④の四別宮が並んで鎮座し、①から④の順にお参りされるのが一般的です。
「葭原神社」
月読宮の域内、裏参道の入口近くにひっそりと鎮座する内宮の末社。田や畑を守護する五穀豊穣の神をお祀りする。
「瀧原宮」たきはらのみや
瀧原宮、瀧原並宮とも天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「遙宮」として崇敬を集めています。瀧原宮は二つの別宮が並立しており、また御船倉を有するなど他の別宮と異なる点が多々あります。
神域内の樹齢数百年を越える杉の木立に囲まれた参道と谷水の流れを利用した御手洗場は内宮を連想させ、神代の昔に誘います。お参りは瀧原宮、瀧原並宮の順にされるのが一般的です。
「若宮神社」
瀧原宮の東、石段を上がった場所に立つ所管社です。ご祭神は詳らかではなく、天水分神との伝説が残ります。
「長由介神社」(ながゆけじんじゃ)
瀧原宮の東、西面して立つ所管社で、同所管社である川島神社が同座されています。由緒は古いとされていますが、詳細は不明です。
「多岐原神社」(たきはらじんじゃ)
瀧原宮から約6キロメートル離れた地に鎮座する内宮の摂社。ご祭神の真奈胡神は宮川の急流に困られた倭姫命を助けたことからこの地にお祀りされています。
「伊雑宮」(いざわのみや)
伊雑宮は、天照大御神の御魂をお祀りし、「いぞうぐう」とも呼ばれます。古くから「遙宮」として崇敬を集め、地元の人々によって海の幸、山の幸の豊饒が祈られてきました。
毎年6月24日(6月月次祭当日)に行われる御田植式は、とても雅な神事で、「磯部の御神田」の名で国の重要無形民俗文化財に指定され、日本三大御田植祭の一つとされます。
「佐美長神社」(さみながじんじゃ)
伊雑宮から約800メートル離れた地に鎮座し、大歳神を祀る伊雑宮の所管社。真名鶴が稲穂をくわえて飛んできて、その穂を落とした伝承から「穂落社」、また真名鶴を五穀豊穣の神である大歳神と称えて「大歳社」とも呼ばれます。
「佐美長御前神社四社」(さみながみまえじんじゃ)
佐美長神社の前に並んで鎮座する四つの小さなお社で、佐美長御前神を祀ります。また地元の神である伊佐波登美命とその子孫を祀るとも伝えられます。
「倭姫宮」(やまとひめのみや)
倭姫宮は、内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどの倉田山に鎮座し、倭姫命をお祀りしています。緑のあざやかな倉田山の西側には、神宮徴古館農業館、神宮美術館、神宮文庫等があり、この辺りを「倭姫文化の森」といいます。
⛩️伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)の域外別宮
「月夜見宮」つきよみのみや)
ご祭神は月夜見尊。天照大御神の弟神で内宮の別宮 月読宮のご祭神と同じです。月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿にお祀りしていますが、月夜見宮は、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしています。
月夜見宮は、外宮北御門から北へ伸びる「神路通り」の先にあり、樹齢数百年の楠を始め、たくさんの木々に囲まれた神域は、市街地と思えない静かで穏やかな佇まいです。
「高河原神社」(たかがわらじんじゃ)
月夜見宮の右奥に鎮座する外宮の摂社。宮川の河岸段丘上の高河原であるこの辺りの守護神をお祀りします。