Blog「星の光」

(2025年2月17日)

No.71 古代文字「祭」と「荒祭宮」(あらまつりのみや)伊勢神宮別宮(内宮域内)

甲骨文字「祭」

『字統』では、「祭」は「肉」と「又」(ゆう・右手のこと)とに従う。「示」は祭卓で、その上に肉を備えて祭る、とあります。また、『説文解字』に「祭祀なり」と掲載されていることを取り上げ、それに対して「祭」は人を祭り、「祀」は巳(蛇)に従うて、自然神を祀る時の字であると解説されています。廟中において祭るを「察」、祖霊の降臨を迎えて祭るを「際」という。卜文(甲骨文字)には、祭卓としての「示」をそなえていない字形がある、ということです。この作品は、備えていない甲骨文字の字形です。
いかにも古代の「祭」という感じの字源です。「肉」を備えるというのは、現代でいう、お米や御神酒、農産物、菓子などご神饌を神前にお供えすることだったのかもしれません。

今日は、伊勢神宮内宮の域内にある2つの別宮の一つ目「荒祭宮」(あらまつりのみや)です。
ご祭神は「天照大御神荒御魂」(あまてらすおおみかみのあらみたま)

少し前に、豊受大御神の荒御魂をお祭りつする「多賀宮」(外宮の域内別宮)のところで既に書きましたが、「荒御魂」(あらみたま)とは、「和御魂」(にぎみたま)に相対する言葉です。神様の御魂のおだやかな働き「和御魂」に対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを「荒御魂」と言います。

天照大神の荒御魂を祭る「荒祭宮」は、内宮に所属する十所の別宮のうち、第一に位しています。
殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。

お祭りについては、正宮に準じる第一別宮として特別丁重に行われます。
祈年祭・神嘗祭・新嘗祭の奉幣の儀も、正宮につづき勅使が参向して幣帛が奉られます。又、神饌の種類や数量も正宮とほとんど同じものがお供えされます。大祭中の大祭、式年遷宮も、古くから正宮に準じて執り行われています。

荒祭宮は御稲御倉(みしねのみくら)外幣殿(げへいでん)を越えて、石段を下りると正宮の北方、やや小高い所に鎮座しています。

御稲御倉(みしねのみくら)は、三節祭でお供えする御稲を納める所管社
御祭神の御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)ともいわれています。
神田から収穫した抜穂(ぬいぼ)の御稲が納められ、祭典に際し大御饌(おおみけ)として神前にお供えされます。

外幣殿(げへいでん)
古神宝を納める神明造の高床式の建物

 

昨日のBlogは、別宮紹介をちょっとお休みしてお茶しました。
神様方にお茶を入れて、また別宮に入っていこうと思っていたのに、気がついたらお茶のことすっかり忘れて、Blogは「すし久」と地ビールでごちそうさま!してしまいました。

今日はあらためて、伊勢神宮の神さま✨伊勢にゆかりの神さま✨私の守護神✨に、💓と感謝を込めてお茶点てました。

お菓子は、今日、明治神宮でいただいた神饌のおさがりの「打菓子」です。
神饌とは、神様にお供えする飲食物のことで、ご神前にお供えした神饌は、昇殿で参拝させていただいた時などに、おさがりでおわかちくださいます。

今日は、月1で通っている美容院💇‍♀️の日でした。
明治神宮の近く、表参道にある美容院。
いつもは片道50分ほどかけて徒歩で行ってましたが、今日は久しぶりに電車で行きました。

突然ですが、
今まで、生きててよかったです✨😭✨

伊勢神宮別宮のこと紹介している途中ですが、下の写真は、明治神宮。美容院の帰りに明治神宮に参拝に行って感謝してきました。
今までも、今日も、これからも、いつもありがとう💓

今日も神秘的な空でした。

 

情報源
伊勢神宮公式サイト
https://www.isejingu.or.jp/about/naiku/

伊勢志摩観光ナビ公式サイト
https://www.iseshima-kanko.jp/spot/2217