Blog「星の光」

(2025年3月1日)

No.82 古代文字「脳」本の紹介(8)

古代文字「脳」
文字の右半分の上部のパーツというか、逆くの字3本縦線みたいな部分は、髪の毛の象形で、文字の右半分の上部の下部分も合わせて頭脳の形を示しているらしいです。そして、左側の部分は、「人」の象形で、文字としては、人が頭を垂れ、字が脳の部分であることを示す会意字です。

 

このBlog.少し前に24hくらいUploadしていましたが、ウッカリ、別の本の紹介文と混在してしまっていたので、一旦クローズしていました。その後お伊勢参りBlogも一段落したので、改めて加筆修正してUpload✨

 

「哲学と人生論は現実において役に立たない」
「発達障害は心の問題ではなく、脳機能の問題です」
とは、いつも紹介させていただいている吉濱ツトム先生の言葉です。
これは哲学や人生論が無益だと否定しているのではなく、具体的に現実の生活の中で習慣を変えていこうとか、行動転換をしていこうとするコンテクストでの話です。
ところが、一般的に、生活改善が必要な状況に陥っている時ほど、抽象的で観念的な哲学や人生論にはまったり、スピリチュアルな世界にのめり込んだりしてしまいがちです。

そういう私も、全くその通りでした。
私は多動性優位ADHDですが、症状としては不注意型ADHDの方が大きいような気がしますしASDはどのチェックリストをやってみても大部分にレ印がついてしまいます。
子供の頃から、健康診断では特に問題がないどころか、体力測定するとクラスの男子のトップクラス並み。
それなのに、いつも謎の体調不良で突然動けなくなったり、体調良い日でも謎の焦燥感で何もできなかったり意味がわかりませんでした。
小さい頃から霊的に過敏で、毎晩眠れず、朝起きられず…家族も発達障害だったり、子供の頃の学校環境も私にとって特殊で複雑…、さまざまな要因が折り重なっていました。

西洋医学から東洋医学までいろいろクリニックにかかり、さまざまな心理療法はじめ、スピリチュアルなこと、宗教、学問…あらゆることにのめり込みました。
しかし、これといって決め手になるような改善策は見つからず、その結果、ますます人生に悲観的になって時間もお金もエネルギー使い果たしたところで、やっと吉濱ツトム先生の体系的な理論と具体的なメソッドに出会いました。
それから吉濱メソッドをコツコツやり始めて5年近く、やればやるだけ良い変化を体験し、生きづらさが劇的に改善され、人生が別モノ✨意識・知識・認識がごっそり爽やかに刷新され、新しい明るい人生をいただいたようなありがたい気持ちです。

とはいえ、今も日々改善のためのあれやこれや、一日一日、自分のケアとメンテしながら生きていますけど、闇雲に不安の悪循環の中で頑張るのと、実践の意味も効果もわかっていて頑張るのとでは雲泥の差です。
実体験や改善のプロセス、個人的な工夫などは、また、ポツポツBlogでも書くかもしれませんが、今日は本の紹介✨
吉濱ツトム先生が発達障害カウンセラーとしてお書きになっている具体的な生活改善のためのテキストです。
(発達障害のお子さんを抱えるお母さんに向けて書かれていますが、大人の発達障害人にも大変有益です。)

『発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート』
吉濱ツトム著,(株)メディカルパブリッシャー発行
(2018年第1版第1刷発行,2024年12月25日改定第2版第1刷発行)

発達障害についての認識と、課題の捉え方についての視点の転換、具体的な改善のツボ−環境改善の視点、どのようなスタンスと意識を持てば良いのかといった点で、発達障害の子どもを持つお母さんだけでなく、大人の発達障害にもとても参考になるものです。
これらの中で、改善を阻んでいる一般的な前提になっている考え方をスコーンと変えてくれるのが、Blog冒頭で紹介したちょっとセンセーショナルな2つの文章です。
さらに、同じ箇所で吉濱先生は次のようにお書きになっています。

…もちろん、哲学的な思想にふけることや、人生を論じることは非常に尊いことですが、人生をよりよく生きるという点においては、実際のところ、哲学や人生論はどれほど役に立つのでしょうか。
現実社会の困難から抜け出すためには、現実的な行動が必要です。「衣食足りて礼節を知る」ということわざの通り、哲学や生き方がものを言うようになるのは、生活に不自由がなくなってからなのです。栄養失調で行き倒れになっている人に、人生の素晴らしさを説いたところで、元気になるわけがありません。まずは食事を与え、栄養補給をすることが先決です。人生の素晴らしさを説くのは体力が回復してからです。もし、あなたが今、日常生活を送る上で困難の真っただ中にいるのであれば、まずは現実的なアプローチで解決を急ぎましょう。より豊かな人生について学ぶのは、その後です。

吉濱ツトム著『発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート』第4章より引用

と述べられているのですが、発達障害で苦しんできた立場からみて全くその通りだと思います。
さらに、現実的なだけでなく、確実に改善される正しい実践のために、

 発達障害は心の問題ではなく、脳機能の問題です。
人間の情緒や思考といったものは、脳内の神経伝達物質と電気信号の伝達によって引き起こされます。脳というのは、人間の知性を司る非常に高度で特殊な働きをする何かだと思っている人が多いと思います。確かに脳の働きは複雑で、いまだ研究途上にありますが、脳だって心臓や肺と同じ体の臓器のひとつです。脳は肉体の一部に過ぎません。

ということは、「脳の問題は肉体の問題だ」と考えることができます。発達障害はたしかに脳の機能に起因していますが、発達障害を改善するためには、脳単体で考えるのではなく、肉体というマクロな視点からアプローチすることが有効です。

吉濱ツトム著『発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート』第4章より引用

というわけで、肉体というマクロな視点からのアプローチで、衣食住環境から洗顔や歯磨き、着替えなどの身支度、身の回りの片付け・整理整頓、勉強、食事、早寝早起き…など日常の基本的で望ましい生活習慣あれこれを、発達障害の子どもに身につけさせるための具体的なアイディアが詰まっています。
また、応用行動分析学に基づいた「トークンエコノミー」など、良い習慣を身につける実践を促す工夫もわかりやすく紹介されています。

発達障害のお子さんを抱えるお母さんの不安が解消し、親子で楽しく取り組めるように書かれた本ですが、大人の発達障害人でも、定型発達人でも誰でもが、日々のちょっとした習慣改善、良い習慣づくりに役立てられる簡単メソッド、実践的なアイディアいろいろ、具体的には直接ご著書で✨

 

今日の1冊🌹

『発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート』
吉濱ツトム著,(株)メディカルパブリッシャー発行
(2018年第1版第1刷発行,2024年12月25日改定第2版第1刷発行)

発達障害は脳機能の凸凹症候群「心の傷」ではなく「脳の傷」と捉えることで現実的な対処を可能に!!


✨子どもがぐんぐん伸びる1冊✨
私の小ちゃな友だちワンコも登場🎉

今日のお昼ご飯

極端なグルテンフリー生活やめました。
残り物のチキンカレーと小さめトースト
ボイル野菜とキャベツ、いつもMCTオイルとハーブソルトに刻んだMixナッツかけて食べてます
バナナ+オイコス(高タンパクヨーグルト)にベリーパウダー
デカフェと青汁

昨日まで、蕾だった桃の花、今朝起きたらこんなに可愛く咲いてました👏
今日もありがとう💕お疲れ様でした✨😘✨